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がん治療「免疫細胞BAK療法」3つの特徴を徹底解説

今注目の体に優しい最先端のがん治療法

従来のがん治療法である手術療法・放射線療法・化学療法といった三大療法と並び、近年注目されつつあるがん治療法があります。それが、免疫細胞BAK療法です。

免疫細胞BAK療法は、宮城県立がんセンター研究所で免疫学部長を務めていた海老名卓三郎博士が考案した特許技術で、免疫学や分子生物学に基づいて行われる免疫細胞療法の一つです。

免疫細胞療法とは、人間が生まれながらにして持つ自己免疫細胞を培養・活性化させて、点滴などでもう一度体内に戻すことで、がん細胞を攻撃して死滅させる免疫力を高めることができる治療法ことです。

免疫細胞BAK療法は、副作用がほとんど無く、体に優しい最先端のがん治療・再発予防法として注目されており、今では、全国170ヶ所を超える病院やクリニックなどの医療機関で受診できるまでに普及しています。

具体的な免疫細胞BAK療法の治療手順

免疫細胞BAK療法は、たった3つの簡単な手順を踏むだけで治療を終えることができます。治療手順は以下の通りです。

  • 手順1:約30分の時間をかけて体内から20mlの量の血液を採血する
  • 手順2:採血した血液の中から自己の免疫細胞を取り出し2週間の時間をかけて約100億個まで増殖させる
  • 手順3:培養して活性化した自己の免疫細胞を点滴によって約1時間かけてもう一度体内に戻す

この治療手順を1ヶ月で1~4回の頻度で12回継続して行うことを1クールとして考えて治療していきます。治療で行われるのは採血と点滴だけで、副作用がほとんど無く体への負担が少ないため、治療後の入院も不要です。

免疫細胞BAK療法の3つの特徴

1 : がん細胞を認識する方法が違う

がん細胞の認識は、一般的にこれまでCTL細胞がその役割を担ってきました。CTL細胞のがん細胞認識方法では、がん細胞の目印となっている白血球抗原HLA-Iとがん抗原を2つを同時に認識しなければなりません。

ところが、がんが進行してしまうとがん細胞の目印であるHLA-Iの大部分が隠れてしまい、がん細胞の認識や攻撃ができなくなるという問題を抱えています。

一方、免疫細胞BAK療法では、NK細胞とγδT細胞などのがん細胞を単独で認識して攻撃するCD56陽性細胞を増殖・活性化させるため、高い治療効果が期待することができます。

NK細胞は、正常細胞を認識してがん細胞のみ攻撃する以外に、がん細胞から発現されるMIC A/BをNK細胞から発現されているNKG2Dという受容体が認識して攻撃など、HLA-Iに依存せず進行がんでも有効です。

また、γδT細胞もNK細胞と同様にMIC A/BをNKG2Dで認識する他に、γδT細胞から発現しているγδTCRという受容体がHLA-Iまたはリン酸化抗原IPPを認識して攻撃します。こちらもHLA-I以外にもがん細胞を認識できるので、進行がんにも有効です。

免疫細胞を約100億個に増殖させる培地を用いた培養技術

免疫細胞を培養して増殖させるためには、栄養源となる培地が用いられます。免疫細胞BAK療法で用いられる培地は無血清ALyS-BAK培地というもので、培地の中でも、免疫細胞の数を約100億個にまで増殖できるほどの高い培養能力を持っています。

さらに、無血清ALyS-BAK培地は、人の血清を用いていないので、病原ウイルス・マイコプラズマ・細菌などが感染する危険性が低いのも特徴です。

免疫細胞をより強力な状態に活性化させる特許技術

細胞を死滅させる能力キラー活性を高めてがん細胞への攻撃力がアップしたリンパ球として特許取得した独自技術である免疫細胞BAK療法は、インターフェロンα、インターロイキン2といった免疫細胞活性化物質によって活性化処理させることでキラー活性が高められています。