女性のがん患者に最も多いと言われているガンが「乳がん」。
女性のガン患者の20%を占めているとも言われており、特に多い世代が40代~60代の働き盛りが最も多いと言われています。

もし、実際に自分が乳がんだと診断された時、一体、どのドクターに治療をしてもらえば良いのだろう?

何でも相談できて自分の気持ちを良く理解してくれようとする。そして出来るなら手術した後、乳房がなるべくきれいに残せたら・・・。そんな信頼できるそんなドクターと出会いたいと誰もが思います。それが乳がんならなおさらです。

先日、「スゴ腕ドクター」という番組が放送させました。そこで乳がんのスゴ腕ドクターとして昭和大学医学部 乳腺外科 明石定子准教授が紹介され、女性の乳房を残すための手術方法や乳がんを早期発見する最新遺伝子検査などを紹介していました。その内容をまとめています。医師を選ばれる際の参考になれば幸いです。

明石先生は、年間100件これまでに2000件以上の乳がんの手術を行ってきた、数少ない乳腺外科の女性医師です。

多くの乳がん患者さんの手術を行っている明石先生ですが、手術をするうえで一番に考えていることが、乳房の変形をなるべく目立たないようにしてキレイに残すこと。「病気を治す事も大切ですが、それだけではなく女性の気持ちにもこたえたい。」と、明石先生は女性医師ならではの細やかな手術方法をされています。

例えば、ガンのある箇所を考えると真上から乳房を切って摘出をした方が手術はしやすいのですが、傷が目立ってしまうので乳房のわきから切開して乳腺組織を剥がしてガンを摘出します。

そして、その取り除いた部分をきれいに残すのが明石先生の手術方法なのです。乳房の外側の組織を引き上げ摘出した部分がへこんでしまわないように中で縫い合わせます。その後に傷口をきれいに縫い合わせます。このようにして乳房をきれいに残す手術を行っているのです。

また、明石先生に治療うけた患者さんの話によると、この患者さんは、ガンが乳房の真ん中にあったそうですが「乳輪の境目にメスを入れて切開しガンを摘出したので全然傷跡が分らないくらいキレイで傷が見えない。明石先生は何でも相談でき話しやすい。」と。

明石先生が最も多く行っている乳がんの手術は乳房温存術です。この温存術をする場合には幾つつかの適応条件があります。
【適応条件】
・しこりの大きさが3㎝以下
・ガンの拡がっていないこと
・リンパ節への転移が軽度など

■手術後の治療
明石先生が働いている病院では、乳房の温存手術のあとに、最新の放射線治療『加速乳房部分照射』を取り入れています。

加速乳房部分照射とは、手術でガンを摘出した箇所に、あらかじめ専用の器具を挿入して、そこに細い管を何本も繋げます。その管は放射性物質とつながっており、あらかじめ挿入している器具に放射性物質が送り込まれ、乳房の内部に直接放射性物質が放射されます。

従来の乳房全体に放射線をあてる方法だと副作用として、皮膚が変化したり、軽いやけどなどの副作用がありましたが、この新しい治療方法は、他の細胞にはあたらないように狙い通りに放射線をあてることができるのです。

しかし、この治療が出来るのはガンが2cm以下、リンパ節転移が軽度などが条件となるそうです。

■最新遺伝子検査とは
乳がんの手術後には、一般的に抗がん剤などの薬物療法がおこなわれます。副作用が少なくなったとは言え、しかし、抗がん剤は副作用で辛い思いをする人がすくなくありません。

実は、乳がんの中には、抗がん剤を使わなくてもホルモン剤だけですむタイプがあるそうです。

そこで、明石先生は新しい検査方法を行っています。アメリカの医療ベンチャーが行っているオンコタイプDXと言う検査方法。

ガン細胞の中でもどう言った遺伝子が含まれているのか調べて、そのがんの遺伝子から抗がん剤、ホルモン剤など、どの薬がその患者さんに効果があるのか調べる検査方法です。この検査を日本で一番最初に行ったのが明石先生なのです。

明石先生は、治療の中で一番大切にしていることは「正しい情報を伝えて、そこで一番適した治療を行ってむらう。」事だと話していました。

ですが、自分の身体の健康は自分がしっかり守る事が大切です。もし、ガンがあったとして治らない病気ではありません。早期に発見することが何よりも大切です。それには定期的なガン検診を受ける事は大切ですね。